2015年夏、各地でサマースクールが開催されました。会津大学ARC-Spaceに所属する学生も、全国からの参加者と共に学びました。今夏は3名の学部生が測地学会と国立天文台・総合研究大学院大学の企画に参加しました。
1. 日本測地学会2015年測地学サマースクール(※1)
参加者:武藤大樹さん(学部4年)、阿部華菜さん(学部3年)
期間:2015年9月4日(金)から6日(日)
内容・感想:測地学サマースクールに参加し、最近の火山活動監視で注目を集めている干渉SAR解析(※2)の最先端に触れることができました。測地学の知識は乏しく、また大学院生以上の参加者が多いこともあって、予習はして行ったものの理解できるのか不安でした。しかし、講師の方々が基礎から応用まで丁寧に指導して下さったこともあり、解析技術を一通り身につけることができました。(※3)
今後は福島県の環境モニタリングの一端を担いつつ、自分の卒業研究に早速活用したいと思います。参加者の皆さんとの交流は非常に良い刺激となりました。講師の方々と併せて、感謝しています。
2. 国立天文台・総合研究大学院大学サマーステューデントプログラム(※4)
参加者:藤井亮輔さん(学部3年)
期間:2015年8月18日(火)から9月4日(金)
内容・感想:木星の氷衛星ガニメデの地形解析をテーマとしたプログラムに応募し、選考の上で選抜されました。国立天文台三鷹・水沢キャンパスに約半月滞在して研究に取り組みました。詳細はレポート(※5)をご覧ください。
- ※1 2015年測地学サマースクール
- ※2 参考:国土地理院『干渉SARとは』
- ※3 武藤さんによる鹿児島県桜島の地殻変動解析例(防災科学技術研究所小沢先生開発のソフトウェア「RINC」を使用しています)
※4 国立天文台・総合研究大学院大学サマーステューデントプログラム
※5 国立天文台RISE月惑星探査検討室トピックス掲載「サマースチューデント<感想文を頂きました>」