本学渡部上級准教授が開発して2009年から一般公開しているプログラミング問題オンライン採点システム「Aizu Online Judge(AOJ)」(※1)について、株式会社ギブリー(※2)との共同研究の一環として、同社が提供しているプログラミング学習・試験プラットフォーム「track(トラック)」上にて、AOJ学習コースが2019年5月16日から研修教材となりました。

〇 AOJ開発者

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 会津大学上級准教授 渡部 有隆(わたのべ ゆたか)(※3)

〇 AOJについて 

 AOJは、プログラミング競技大会の問題に対する解答プログラムの正誤を判定するシステムとして、渡部上級准教授が本学学生だった2005年に作成しました。

 当システムは、高校生対象の情報オリンピックやパソコン甲子園、大学生対象の国際大学対抗プログラミングコンテストなどで出題された問題に加え各種学習コースを用意し、利用者がレベルに合わせた問題でプログラミングを練習できることから、プログラミングを学ぶ全国の中高生、大学生のスキルアップに役立てられており、2009年の一般公開以来、国内外60,000人以上がユーザ登録しています。

〇 株式会社ギブリーとの共同研究について

 渡部上級准教授は、2018年度からtrackのプログラミング研修機能に必要な学習問題についての共同研究を進めており、track上で得られた学習ログデータの分析等から、より効果的なプログラミング教育法の研究などに関しても行うことにしています。

〇 株式会社ギブリーによる研修教材としてのAOJの利用について

 (株)ギブリーが開始した、同社提供「track」上でのプログラミング研修教材としてのAOJ学習コースの利用についての詳細は、同社のリリースペーパー(※4)をご参照ください。