会津大学生体医用情報工学講座朱欣上級准教授(※1)と福島県立医科大学会津医療センター小腸・大腸・肛門科学講座とが、AI技術を利用して共同開発した大腸内視鏡自動診断装置(特許申請中)の性能試験を行ったところ、5㎜以下の小さなポリープを的確に診断しました。その成果が本年3月16日、日本消化器内視鏡学会の英文誌(Digestive Endoscopy)(※2)において公表され、近々出版される予定です。
この大腸内視鏡自動診断装置は、AIが多数の内視鏡画像を深層学習(deep learning)することにより開発され、その性能は、ベテラン内視鏡医に匹敵していました。
詳細については、以下のプレスリリース及びリンク先を参照してください。
(8/31付けプレスリリースPDF)
【朱欣上級准教授コメント】
最新の人工知能技術を駆使し、県内病院の先生らの緊密なご協力を頂き、階段的な成果を挙げられたいへん嬉しいです。これから、大腸がんの予防、早期発見、早期治療に貢献するため、複数の医療機関と更なる連携を行い、開発した技術の実用化をさせたいと思います。
- ※1 朱欣上級准教授
- ※2 Digestive Endoscopy