産業振興と雇用創出にITで連携 ―会津若松市、アクセンチュアと協定―

記者会見会津大学は会津若松市、アクセンチュア(株)と共同で、福島県と会津若松市の震災復興に向けた産業の振興と雇用の創出に取り組んでいきます。
コンサルティングやテクノロジーサービスの大手アクセンチュアは、震災により避難された方々の雇用確保とその受け皿となる産業の速やかな振興、そして、原子力発電所の事故から世界に広がる風評被害について正確な情報を発信するため、会津若松市に「福島イノベーションセンター」を開設することになりました。同センターは、会津地域の特性を活かした将来性の高い産業の魅力を国内外に伝えると共に、新しい製品やサービスの創出策を会津大学ならびに会津若松市と連携して検討します。
会津若松市にはIT教育と研究が専門の会津大学、IT関連企業が数多く立地していることから、ITは地域の基盤産業として将来の大きな雇用が見込まれる分野です。情報技術サービスで評価の高いアクセンチュアと市、大学の協業は、ITを活用した新たなアイディアを生み出し、地域産業のさらなる活性化と雇用の拡大に貢献すると考えられています。
三者による協定は7月26日(火)、会津大学で締結されました。菅家一郎市長、程近智社長と共に記者会見に臨んだ角山茂章学長は、「会津若松市、アクセンチュアとの連携により、社会のニーズとITが融合した教育・研究が発展し、地域産業の振興と雇用につながることを期待する」と話しました。

[最終更新日]2011-07-27