アジアに挑戦!―ACM-ICPC国内予選大学別3位―

[最終更新日]2010-07-09

プログラミング世界一を目指し、今年もACM国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)の各国予選が始まりました。7月2日、日本の国内予選はインターネット上で開催され、会津大学からは9チーム27名が挑戦し、1チームが12月のアジア地区予選東京大会へ出場を決めました。
アジア地区予選に進むのは、酒井智哉さん(学部4年)、平野佑樹さん(学部4年)、田山貴士さん(修士1年)の3名からなるチーム「.Watch」(ドットワッチ)。コーチの渡部有隆准教授(データベースシステム学講座)が過去最高と称賛する期待のチームで、週3回、1日3時間の練習を重ね、出場291チーム中5位、大学別では東京大学、東京工業大学に次ぐ3位に入りました。
平野さんと田山さんは4年間同じチームで、アジア地区予選には4年連続での出場となります。2人は2009年4月、会津大学から初めて世界大会出場を果たした時のメンバーでもあり、その経験を活かしつつ、夏休みも練習に励み、アジア地区予選突破を狙います。酒井さんは別チームで昨年もアジア地区予選に出場、今年はプログラミングサークルの部長として、自身のチームだけでなく、全体の牽引役となっています。
渡部コーチは「今年はいいチームができた。中でもこのチームは全員が実装力を持っている。夏休みは自分も選手と一緒に問題を解く練習を重ね、世界を目指すサポートをしたい。また、今回は悔しい思いをした他の選手たちのレベルアップに取り組み、このチームを引き継ぐ選手の育成に力を注ぐ」と話しています。
ズバリ、アジア地区予選の目標は「優勝で世界へ!」 チームの健闘を期待します。

acm2010-domestic1 acm2010-domestic2
(左)チーム「.Watch」のメンバー(左から:田山さん、酒井さん、平野さん、渡部コーチ)
(右)国内予選の出場選手たち

※選手に国内予選の感想とアジア地区予選に向けた抱負を聞きました。
平野さん
「今年が世界大会を目指す最後の挑戦。大学4年間の集大成として悔いは残さない。」
酒井さん
「しっかり練習を続けて、良い結果を残したい。」
田山さん
「チームワークの良さがこのチームの持ち味。アジア地区予選も練習通りのいい雰囲気で挑みたい。」

ACM-ICPCとは?
1976年に始まったACM(Association for Computing Machinery)が主催する大学生を対象にした世界的規模のプログラミングコンテスト。今年で35回目。1チーム3名の学生が、できるだけ多くの問題をできるだけ短時間で解くことを競う。世界レベルでは、大学生のプログラミング技術を競う唯一の大会として、世界大会に出場する大学、チームには国内外で高い評価が与えられる。