「.shiomori」アジア地区予選へ ―ACM-ICPC国内予選大学別3位―
プログラミング大学世界一を決めるACM国際大学対抗プログラミングコンテスト(ACM-ICPC)の国内予選が開催され、会津大学から出場した11チームの中から「.shiomori」がアジア地区予選福岡大会に進出します。
コンピュータ関連領域で学ぶ世界中の学生の頂点を目指すACM-ICPCは、1チーム3名でプログラミングの技術を競う大会で、6大陸で行われる地区予選には昨年、88ヶ国から約25,000人が出場しました。大学生のプログラミング競技としては世界で唯一の大会として知られ、国際的にも高い評価を得ています。
会津大学から第36回の世界大会出場を目指す「.shiomori」は、大学院1年の酒井智哉さん、学部4年の汐田徹也さん、森洋平さんで構成されたチームで、国内予選を東大、京大に次ぐ大学別3位(チーム別8位)で通過しました。アジア地区予選突破を目標に、夏休みは日々の練習以外にも合宿を通してプログラミング技術の向上とチームワークの強化を図っていきます。
学部生の汐田さん、森さんは4年生で初めてのアジア地区予選出場を喜び、3度目となる酒井さんは国内予選は突破したものの、チームとしての結果は少し残念と話しています。解答にかかった時間の差は7位のチームとわずか30秒。その悔しい思いをアジア地区予選にぶつけ、会津大学から2度目の世界大会出場を目指します。
「チームの活躍は在校生にも受験生にもプログラミングに興味を持ってもらう絶好の機会」と話すコーチの渡部有隆准教授は、共に指導する大学院2年の田山貴士さんと「互いの欠点を補えるチームに育て、世界大会へ導きたい」と抱負を語りました。
アジア地区予選福岡大会は11月12日から九州大学を会場に開催されます。
チーム「.shiomori」:左から渡部准教授、森さん、汐田さん、酒井さん、田山さん(左)、国内予選の出場者(右)
※ 国内予選結果はこちらをご覧ください。
[最終更新日]2011-07-15