会津大生のVuong V. MaiさんとPhuc V. TrinhさんがAnh T. Pham教授(コンピュータ通信学講座(CCL)※1)の指導、推薦により「2015年 IEEE ComSoc 仙台支部スチューデント・エクセレント・リサーチャー賞」を受賞しました。本賞は、IEEE Communications Society (ComSoc)の研究領域において顕著な成果を挙げた東北地方の学生を毎年最大3名表彰するものです。

 IEEE Communications Society (ComSoc ※2)は、1952年に設立されたIRE(無線技術者協会)の通信システムに関する専門家集団(PGCS)が前身です。通信技術振興という共通目的のもと、国際的な産業界の専門家団体へと発展を遂げました。1972年1月から、会員数8,800名以上を有する米国電気電子学会(IEEE ※3)の独立団体として運営を開始し、通信技術と情報ネットワークに関する国際的に主要な意見交換の場になりました。

Vuong V. Maiさん:CCL所属、博士後期課程2年生。最近の研究テーマは、クロスレイヤ設計ならびに光学無線通信の性能分析。本学学長賞(2013年・大学院博士前期課程)、IEEE仙台支部学生奨励賞(2013年)、IEEE GLOBECOM 2015学生奨励賞を受賞。文部科学省国費外国人留学生。

Phuc V. Trinhさん:CCL所属、博士後期課程1年生。文部科学省国費外国人留学生。IEEE 仙台支部学生奨励賞 (2014年)、本学学長賞(2014年、大学院博士前期課程)、IEEE VTS日本支部若手研究者奨励賞(2015) 等を受賞。最近の研究分野は、変調方式、コーディング、システム製作とシミュレーション、性能分析、光学無線通信。

Vuong V. Maiさんのコメント:
 2015年の研究成果に対してIEEE ComSoc仙台支部から本賞を頂き、大変感謝するとともに光栄に思います。Pham教授から賜ったご指導ご鞭撻に対し、心より謝意を表します。研究費を助成してくださった会津大学にも深く感謝しています。今回の受賞によりモチベーションが高まり、今後ますますIEEEソサイエティや国際研究組織に貢献していきたいと考えています。IEEEソサイエティの活動の一環として、今般、会津大学にIEEE学生団体を発足させました。IEEE学生団体への参加を通して、学術的なこと、職業上のこと、また、個人的な関心を全世界に広がるIEEE会員のコミュニティと共有したい学生さんたちの参加をお待ちしています。

Phuc V. Trinhさんのコメント :
 まず、指導教員であるAnh T. Pham教授に感謝を申し上げます。Pham先生の研究グループに私が在籍している間、先生からは絶え間なく、温かいご助言、熱心なご指導、ご支援をいただきました。また、本賞を受賞できたことにも、深く感謝いたします。今回の受賞は、研究者としてのキャリアの節目となるものであり、励まされ、大いに刺激を受けました。

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Anh T. Pham教授(中央)、 Phuc V. Trinh さん(左)、Vuong V. Maiさん(右)

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※1 The Computer Communications Laboratory (CCL)所属 Anh T. Pham教授
※2 IEEE Communications Society (ComSoc)
※3 The Institute of Electrical and Electronics Engineers (IEEE)