2020年7月11日(土)に郡山市内で開催された「第3回福島テックプラングランプリ」(※1)において、本学の陳文西教授(※2)がプレゼンテーションした「夢成」がACSL賞とJR東日本賞を受賞し、岡嶐一特任教授(※3)がプレゼンテーションした「Aizu-Breakthrough」が福島ロボットテストフィールド賞を受賞しました。

「夢成」(研究チーム名) : 非接触センシングで日常をデータ化し、健康生活を推進する。
「Aizu-Breakthrough」: 動画の3D化。

福島テックプラングランプリは、株式会社リバネス(※4)が、福島県の補助を受けて実施している「大学発ベンチャー創出モデル事業」において、県内の大学等高等教育機関の研究者が保有する研究成果や技術を産業に結びつけるための環境の構築に取り組む一環として行っている事業です。

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グランプリ会場のようす

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陳文西教授 (右より5人目)

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岡嶐一特任教授 (右側)

<陳文西教授のコメント>
 このたび、「快風」の成果が高く評価されて大変光栄です。これは学内外関係者一同日頃弛まぬ努力してきた賜りものだと思います。長年間に亘って共に歩んできた皆様に深く感謝します。これからはさらに産学官金連携を通じて、学術成果を形にしていきながら、人材育成と産業創成などの社会貢献に繋げていければと考えております。

<岡嶐一特任教授のコメント>
 私の賞は、「福島ロボットテストフィールド賞」 ということで、福島ロボットテスト フィールド(RTF)で行われている活動の側面から評価されたものではないかと思われます。そこで、その評価に応えるには、RTFで行われているドローンやロボットの開発において、私の提案を実用に活かすということが必要でないかと思います。具体的には、(1) ドローンが搭載するカメラの動画像から、地上の3D形状を実時間で再構成し、ドローンの飛行に資するデータを作成すること、また (2)として、移動するロボットに視覚としてロボットの前方や周辺の3次元シーンを実時間で再構成し、ロボットの様々な動きが周辺障害物を避けながら、自由な行動ができるようにすること、の実現ではないかと思います。上記2つが実用的に実現するべく、これから努力して行きたいと思います。