2020年11月27日(金)、福島県立会津学鳳中学校1年生約90名が来学し、宇宙情報科学研究センター長の出村教授から小惑星探査機「はやぶさ2」のプロジェクトについて学びました。
 福島県立会津学鳳高校・中学校は、文部科学省のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の指定校で、毎年会津大学での講演会や研究室や施設見学に参加しています。

 宇宙情報科学研究センター長の出村裕英教授からは、「はやぶさ2」のミッションがどのように行われたのか、会津大学が関わった「リュウグウ」の形を把握する研究や、「はやぶさ2」に搭載されたメイドインふくしまの技術(人工クレーターを作ったインパクタ、リチウムイオンバッテリー、パラシュート、通信機器等)などのお話しがありました。

 はやぶさ2を宇宙に運んだH2Aロケットの打ち上げ時の大音量を疑似体験や、会津大の教員と学生が制作した小惑星リュウグウの立体模型に触れ、立体メガネによる小惑星イトカワやリュウグウの立体視を体験しました。

 また、太陽系内を回る小惑星には、日本人の人名がついたものが数多くあり、参加した生徒さんの名前のついた小惑星があるかどうかを検索するアトラクションでは、検索を希望する多くの生徒さんが手を挙げていました。

 最後には出村先生から進路についてのアドバイスもあり、参加した生徒さんは最先端の宇宙の話題を楽しんでいました。

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はやぶさ2ミッションのジャケットを着て講演する出村教授

【お知らせ】
 12月6日午後3時から「"はやぶさ2おかえり!"会津大学宇宙情報科学研究センター(ARC-Space)講演会」がオンラインで開催されます。
 現在(11月27日)、はやぶさ2は、小惑星「リュウグウ」で採取したサンプルカプセルを地球に帰還させるため、地球から約330万kmに近づき、秒速4.5km、1日に約40万kmの速度で地球に向かって飛行し、12月6日の未明にはオーストラリア南部の砂漠地帯にカプセルが到着します。
 宇宙情報科学研究センター長の出村裕英教授が詳しく解説いたしますので是非ご聴講ください。
 なお、聴講には事前の登録が必要です。詳しくはこちらをご覧ください。


【はやぶさ2についての本学の関連サイト】

宇宙情報科学研究センター(ARC-Space)
https://www.u-aizu.ac.jp/research/arc-space/

本大学の教員と学生が共著者の「はやぶさ2」の観測成果論文がNature誌電子版に掲載(本学webニュース)
https://www.u-aizu.ac.jp/information/nature.html