会津三十三観音札所巡り(第四日)

〜 会津盆地を歩く(平成十六年) 〜

平成十六年十一月十三日

本日のルート: 村田バス停→国道49号束原観音田村山観音舘観音県道72号県道59号下荒井観音県道59号蟹川橋県道366号高瀬観音国道49号平沢観音国道49号中ノ明国道49号千石通り北滝沢バス停
今日は,バスターミナル 07:30 発坂下行きのバスに乗る.07:55 村田停留所下車. パーカを着ているが,少しさむい. 雲が少しどんよりしている.黒い雲だ. 飯豊連峰の奥の方は,さすがに雪が降っているようで白くなっている.
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第十一番
流古山
万蔵寺
馬頭観世音
束原
y08:25 に束原観音到堂着.ここの観音様は馬頭観音だが,会津三十三観音においては, ここが,唯一の馬頭観音だ.08:30 に束原観音堂を出る. 御近所の壇家様より御朱印を頂き, 08:37 に次の札所,田村山へ行く.
むかしより たがたてそめし ふるしきの
ひさしかるべき つかのはらかな

(昭和十四年・平成十四年に奉納されたものより確認)
左:束原の集落へ入る道にある標識(場所).これで, 読みが「つかはら」であることが確認できる. 右は,観音堂の少し手前にある,地元の方が作って くださったと思われる標識(場所). xx
(束原の石仏については,平成16年4月12日に撮ったものを借用している) 右から二十三夜供養塔, 古峯神社,馬頭観音,湯殿山,飯豊山,金毘羅山,巳待供養塔. x
上の石仏の内,右の4つを個々に撮ったもの. xxxxx
左の2つ.金毘羅山と巳待供養塔.巳待供養塔は,七月十五日を確認でき, 金毘羅山は,七月吉日,嘉永四辛亥年(1851年)と確認できる. xxxx
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第十二番
福聚山
養泉寺
聖観世音
田村山
y09:07 田村山に到着.落葉が凄い.イチョウの落葉がたくさんある.09:17 観 音堂を出る.これから御朱印を頂く.09:27 御朱印を頂き終える.つぎの札所 舘へ.

北会津村は,平成十六年十一月一日より会津若松市と合併した.第十 二番札所田村山,第十三番札所舘,第十四番札所下荒井が会津若松市の新住所 となる(新住所と旧住所の対応はこちら(コピー)).
ちはやふる かみぞまことの すみよしの
かさねがさねの もりのしめなわ 

(昭和九年・平成八年に奉納されたものより確認)
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田村山観音堂遠景.左は住吉神社.イチョウの葉がたくさん落ちていることが 分かる. x
左:田村山観音堂を少し歩いた所から舘観音堂を望む(場所). 右:県道72号で,田村山と舘の標識を見る(場所). xx
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第十三番
福聚山
観音寺
聖観世音
y09:35 に舘到着.御朱印を頂こうとするが,ちょうど不在のようで御朱印は頂 けなかった(後日,頂いた).09:47 舘を出る.

平成十六年十一月一日より舘の所在地は会津若松市.
はるばると まいりておがむ よしみでら
ほとけのちかひ あらたなるらん 

(昭和九年に奉納されたものより確認)
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舘観音堂の左手に石仏(湯殿山)と昔の御住職の墓石.2つが倒れてしまっている. xx
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第十四番
松命山
蓮華寺
聖観世音
下荒井
y10:15 に下荒井到着.ここの札所については,壇家様,宝寿院の御住職のどち らからも御朱印が頂ける旨が書かれている.昨年は御住職から頂いたので,今 年は,壇家様から御朱印を頂く.少し足の悪いおばあさんが出てくれた.「お めえやれ」ということで私が御朱印の判子を押した.全体としてはうまくいっ たかな?楽しく,話しをできて良かった.10:35 に次の札所へ出発.

この札所もイチョウが綺麗だ.

平成十六年十一月一日より下荒井の所在地も会津若松市.
たかのやま よそにあらじの しもあらい さんこのまつに のりのあさかぜ

(武将が書かれた絵馬,解説より確認)
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下荒井観音堂の解説と解説の中にある唐様模様. xx
この寺は以前,消失したらしいが,右の写真の門は,そのとき,消失を 逃れたもの. x
観音堂の少し手前にある石仏. 右から,熊野飯豊の碑, 二十三夜供養塔, 三鈷の松, 馬頭観音(観音像), 馬頭観世音. あと後ろにあるのは,三鈷の松. x
それぞれの石仏を撮ったもの. xxxx
蟹川橋.架橋記念碑.大正三年四月竣工,大正四年八月建之. 「蟹川/下荒井/安良田/三部落/共同架/設」 xxxx
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第十五番
吉高山
福昌寺
十一面観世音
高瀬
y11:45 高瀬に到着.御朱印は,ご住職の息子さんらしき25〜35歳位の方が 応対をしてくださる.「自分でやりますか?」と聞かれたが,お願いをします と答える.
のりえても こころゆるすな あまおぶね
たかせのなみは ときをきらわず

(平成二年に奉納されたものより確認.右のは読めていない)
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この観音堂も唐様模様だ. x
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第十六番
広沢山
国姓寺
聖観世音
平沢
y12:09 に平沢到着.12:13 に平沢観音堂を出る.御朱印の頂ける壇家様宅を伺 う.どうも何回か声をかけたのだけど,いないと思ったら,ちょうど畑にいら したようだ.
まいりきて うきよをここに わすれおく
こころおよばぬ ひらさわのつき
入口の石柱.昭和二年ですからまだ新しいな. xx
石仏の種類は不明.享保元丙申年(1716)とある.約300年前のものだ. xx
観音堂の左手にある石仏. 石仏の保存状態はあまりよくないかもしれない. x
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第十七番
妙吉山
密蔵院
正観世音
中ノ明
y12:43 に中ノ明(なかのみょう)到着.境内で,銀杏をひろっているおばさんが2人いたが,そ の内の1人から御朱印を頂く.境内にはとても大きな立派なイチョウの木が2 本ある.12:54 に御朱印を頂いてでる.
まいるより たのみをかけし かんぜおん
ぬまぎのぬまに うかぶみずとり

(昭和六年,昭和四十年に奉納されたもの・石碑より確認)
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国道49号線から入るところにある石柱. x
13:42 に北滝沢バス停到着.13:45 発のバスで帰る.

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