この日は,中田(30番)の近くまでバスで行き,その後,雀林(29番)を参拝し,会津高田町内まで戻り,そののち会津若松市内の2つの観音堂(石塚(19番)と御山(20番))を参拝する. | ||||||
第三十番 普門山 弘安寺 十一面観世音 中田 | 9:00 バスターミナル発の新鶴温泉行きのバスに乗車.9:33 に「中田前」バス停に到着.7〜8分程で弘安寺に到着. 近くに御土産屋も開いている.参拝者もぽつぽつと来ていた.いままでの参拝で,寺または観音堂の近くに,御土産屋があるのは初めてかも,国宝のある勝常寺や龍興寺にもなかったし(もっとも龍興寺は街中だが).ころり三観音の1つでもあるらしいので,その力か. 御朱印の右上には,「國寶/十一面尊/不動明王/地蔵菩薩」とある.鋳像による銅造十一面観世音菩薩、脇侍不動明王・地蔵菩薩立像の三体が収められているとのこと(脇侍の脇侍不動明王・地蔵菩薩立像について銅造か否かは不明)。これらは、国の重要文化財に指定されている.しかしながら,現在,国から「国宝」との指定はないと思われる.その一方で,下の解説文によれば,昭和三年に「国宝」として指定されたと書いてある.(このあたり不明) 「江川長者」に関する伝説に関しては文献[1]を参照. 野口英世が帰国の際に,母シカと参拝をしている写真も観音堂内にある.そこにある写真は文献[6]の p.33 にあるものと同じと思う.ちなみに,野口英世は,ノーベル賞の候補に3回なったそうだ. 観音堂右手のお守り等を販売するところで,御朱印を頂ける模様.その販売所が閉まっていたので,備え付けの「ブザー」を押し,お寺の方に来てもらい,御朱印を頂いた.三十三観音の小さな掛軸も販売していた.ここ中田観音だけで販売をしているらしい. | |||||
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第二十九番 雷電山 法用寺 十一面観世音 雀林 | 中田観音から,少し道に迷ったのだが,徒歩25分程で,法用寺へ到着.参拝の前から参拝の間,雨が降った. ここの参拝は,2度目だ.以前,会津五大桜の一つである「虎の尾桜」を見に来たことがあった.三重の塔もあり,現存する会津唯一の塔とのこと.その時には,観光客もたくさんおり,近くの方も饅頭,餅,野菜を販売していたが,今日は,そんなことはなく,参拝者も私一人である. 文献[2]による以下の修復前の観音堂は,かなり傷んでいたが,今は,管理されていると見え,きれいである.違う寺ではないかと思える程だが,「虎の尾桜」の形は同じであることが分かる. | |||||
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雀林から高田の街まで歩く.50分程歩いて高田観音に着く.ここで,前回頂けなかった御朱印を頂く.たまたま御住職がいらしたので,少し話しをさせて頂く.その後,街のセブンイレブンへ行き,パンと飲物を購入.そこの前のバス停から12:17分発会津若松行きのバスに乗る.バスの中で腹ごしらえ.12:37 に西若松駅前バス停到着.西若松駅の会津鉄道側の構内を使わせて貰い,線路を渡る.渡り終えるとすぐに石塚観音堂だ. | ||||||
第十九番 石塚山 蓮台寺 聖観世音 石塚 | この観音堂が,札所の中で,最も市街地にあると思う.新築した観音堂のようだ.文献[2]に載っている観音堂とは確かに異なる.つくりも面白い.石灯篭が一つ,観音堂の前にある.観音堂右手は普通の住宅地. | |||||
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第二十番 神護山 照谷寺 聖観世音 御山 | 石塚を出たあと,歩いて行くか,バスで行くか迷ったが,雨が強くなったので,米代バスセンターまで行く.20分程待つと芦の牧温泉方面のバスがあったので,待ち合い室にて待つ.13:21 米代バスセンター発の芦の牧温泉行きのバスに乗り,13:32 に「南の団地入口」バス停にて下車.下車時には,雨は傘をさすほどではなくなっていた.25分程歩いて照谷寺に着く.途中,柿木畑が続き,近くになっても照谷寺見えない.一旦見え始めると,立派な広い寺だった. 御朱印もご住職がくださった. 観音堂の右にあるガラス張りの掲示板のような物は,そこに,御札というか巡礼者の氏名を貼るためのもの.少し高所にあるので風雪に耐えるようにするためか? | |||||
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再び「南の団地入口」まで戻る.少し時間があったので,セブンイレブンに寄る.14:50 バス乗車,15:10 神明通りバス停にて下車.金剛寺にて石塚観音の御朱印を頂き,帰宅. |