第十五番札所 高瀬
吉高山 福昌寺 十一面観世音承安二年(1172)三月二十日,京と奥州を往来していた金売り吉次一行が村東の応湖川を渡ろうとした時,大雨のため増水して舟が転覆し,吉次の弟吉六が溺死したという伝説がある.吉六の冥福を祈って建立した観音堂が高瀬観音堂である.(解説板より引用)御詠歌
のりえても こころゆるすな あまおぶね
たかせのなみは ときをきらわず観音堂由来解説板
観音堂のところにあった解説板.神指城祉
観音堂南に,神指城祉がある.これは,時の会津藩主上杉景勝が,石田三成等と徳川家康を討とうとしたした際に,鶴ヶ城は不利とみて,神指ヶ原に大規模な城郭を築く工事をおこなったものの,関ヶ原の戦いが家康の勝利に終ったため工事途中で,城築を中止した.それ以後,この城は,廃城となり現在にいたっている.また,神指城祉は桜の名所でもある.桜が開花しているときには,ここで花見をする人も多いようだ.
巡礼道
下荒井観音 ここまで戻り,右へ曲がり東へ進む.つきあたりを右に曲がる.蟹川橋を渡りきったら,信号を左折.ここを左に曲がる.神指城祉を目標に,ここを右折し,高瀬観音へ行くことができる.徒歩1時間10分.御朱印
観音堂が福昌寺内にあり,福昌寺の御住職より御朱印を頂ける. 巡礼記
平成十五年(第五日),平成十六年(第四日).住所
福島県会津若松市神指町高瀬 2684
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