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2019年10月24日
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会津大学では、シリコンバレーに学生を派遣し、現地のエンジニアと交流して
世界最先端の技術に触れるインターンシッププログラムの機会を提供しています。
このシリーズでは、2019年度の参加者が本プログラムを通じて何を獲得し、
何を感じたかをインタビュー形式で紹介します。
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橋本さんはAizu Geek DojoのSA(Student Assistant)にも所属し、日頃から積極的に開発に励む学部2年生です。
中学・高校時代を含む9年間をタイで過ごし、海外での生活には慣れている部分もあった橋本さんですが、
アメリカへの渡航は今回が初めての経験となりました。
Q.シリコンバレーではどんなことを体験できましたか?
事前研修で作ったプロトタイプとは別に、2つの新しいプロトタイプを開発しました。
シリコンバレーに着いた翌日、訪問先の会社で成果物を披露することになり、急遽メンバー編成を決め開発に着手することになりました。
子供をターゲットとした作品がテーマだったので、レゴで作った動物を認識させる装置を作りました。
訪問先の会社やHacker Dojoにて英語でプレゼンテーションをし、エンジニアや企業の方と意見交換をしました。
自分で作ったものが会話のきっかけになり、「このツールは他にもこんな使い方ができるよ」「この動作なら、こういうプログラミングの方法もあるよ」
「君と同じような開発に取り組んでいる人がいるから、この記事を読んでみたら?」とたくさんのヒントをもらえたことに、
普段の大学内での活動にはない面白さがありました。
後日には同じメンバーでもう1つ別の装置を作ることにしました。
日本の子供たちになじみのある手遊びに着想を得て、センサーを使って手遊びの勝敗をカウントし
どちらが勝ったか判定できるおもちゃを開発しました。
開発や現地での生活を通して、たくさんの人と英語でコミュニケーションをとったことです。
インターンシップの前に英語を特訓したりはしていなかったので、ほぼ「ぶっつけ本番」の状態でしたが、
それが逆に「自分たちの持っている力でなんとかしよう」という気持ちにつながりました。
昔覚えたボキャブラリーを駆使して、「今はどういう表現を使えばうまく伝わるかな?」と頭を使って会話するのが面白かったです。
一緒に参加した留学生のメンバーに助けてもらうこともありましたが、自分がなんとか伝えようと真剣に向き合うことで、
相手も応えてくれました。コミュニケーション能力も身についたと感じます。
また、MicrosoftやGoogleなどの世界的な企業で働くエンジニアの話を聞くことができたのも貴重な機会でした。
彼らは世の中をどうしたいか、自分がどんなものを作りたいかといった目的がはっきりしていたし、自分の仕事が本当に好きなんだな、と感じました。
私自身、何かを作るとき、方法を重視する人が多いことに違和感を覚えたことがありました。
シリコンバレーで出会った人たちは、「目的にたどり着くために手段がある」「目的に辿り着くためならどんな方法でも試す」という姿勢で取り組んでいて、
その姿勢には非常に共感できました。
最初の1週間は時差ボケで苦労しましたが、大変なことより楽しかった記憶や充実感でいっぱいです!
将来目指したい方向性がガラッと変わりました。
以前は医療系の分野で、生体信号等を使ったものづくりで生活を便利にしたいと考えていました。
が、シリコンバレーで「ユーザーが動かして"楽しい!"と思ってもらえること」に喜びを感じたんです。
そこで、自分はおもちゃを作るのが好きだと気付きました。実は以前からおもちゃを作ることが結構あったのですが、
将来につながるものとは捉えていませんでした。
今回の開発とプレゼンテーションを通じて、過去の自分の取り組みと今の考えがつながり、明確になりました。
△橋本さんがチームメイトと開発した、「レゴで作った動物を認識させる装置」
シリコンバレーで開発したものをコンテストに提出したり、学内の成果発表会等で報告したりして
今回の研修のまとめと報告はきちんとしたいと思います。
また、開発活動も引き続き力を入れていきたいです。
自分がアシスタントを務めているAizu Geek Dojo内をスマートホーム化できないかな~と考えたりしているんです。
実現できるよう、アイデアを膨らませていきたいと思います。
シリコンバレーインターンシップ参加者はこの後11月から行われる日本最大級のハードウェアコンテスト「GUGEN 2019」への出展に向けて、
現地での開発の成果をまとめています。彼らの今後の活躍にもぜひ注目してください!