-- ハードウェア・ソフトウェア --


ハードウェアとソフトウェアは初めは主に電算機に関する用語であって, その出現と共に目だって使われる ようになったと思われる. これらは計算機の2つの主要な構成要素をなしており, すなわちハードは machine であり, ソフトは program のことをさしている. しかしそのうち, ゲームソフトという言葉が出現した. いわゆるファミコンのカセットが始まりである. それからビデオソフト, CDソフト, DVDソフトというように 種々多様なソフトが現れた. ゲームソフトはまだ計算機のソフトの範疇と言えるが, そのあとのものは計算機 とは関係ない.

しかしこれはよく考えるととても興味深いことだ. ハード・ソフトは何も AV機器だけに限らずいろいろと 拡大解釈できる. 冷蔵庫ならば中にいれる食品がソフトであり, テレビは放送される番組がソフトである. また本は印刷された内容がソフトであって, この場合はハードとソフトの物理的分離はできないのである. このように, ソフトとは我々の目的, 欲求を満たすものであり, ハードはそれを支える土台と言える. 人間はいつ頃からハードを作ったのか? 初めに作った(わかりやすい)ハードは茶碗(石器とか土器の)だろう. その目的はもちろん中によそう食べ物ということになる. 計算機が発明されてはじめて明確に認識された ハードとソフトだったが, すでに原始時代に人はそれを作り出していた.

人の発明はどうしてこのような構成を取るのだろうか? それはおそらく効率のためである. 1つハードを 作れば, ソフトをいろいろに入れ替えて使える. それは同じ器にいろいろなごはんを入れられるのと同然で あって, そのために原始人は苦労して器を作ったに違いないだろう. では人間自身はどうなのか? 人のソフトとは, それは精神なのだろうが, その実体がなんであるかは読者に判断をまかせることにする.

00/11/08
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