地球を擬人化するのはよしとしよう.しかしこの星がいったいどんな運命をたどってきたのだろうか.... それこそ,灼熱地獄に氷地獄,そのたびに生物は殆んど絶滅した.そもそも初めは酸素もなかった. 地球にはじめて酸素を供給したのは植物性バクテリアだろうが,それは酸素を嫌う生物にとっては地球の汚染でしかなかった.
地球の平均気温が3度や5度上がることは,今の環境に取ってみれば大問題だろう. しかしこの星が経験した数々の試練に比べれば,全く取るに足らないことである.だから『地球に優しい』 というのは愚かな言葉なのだ.